要点
- LushaとApollo.ioはいずれも公式のMCPサーバーを提供しており、見込み客の検索、データエンリッチメント、そして(Apolloの場合は)アウトリーチの実行までをClaudeとの会話の中で完結できる。
- Apolloのデータベースを独自に照会したところ、マネージャー職以上のレコード数でインドネシアは東南アジア最大だったが、メールアドレスが「検証済み」のものは24.6%にとどまった。
- Lushaは電話番号の取得に5クレジット、メールに1クレジットを課金する。一方、Apolloの人物検索は無料だ。この非対称性こそ、AIによるエンリッチメントのワークフロー設計を左右する。
- MCPは新たなクレジット枠を追加するものではない。既存のクレジットの消費速度を大きく上げるため、ガードレールは設計上の必須要件になる。
エンリッチメントは「切り替えるタブ」から「モデルが呼び出すツール」になった
過去10年近く、データエンリッチメントは独立した作業だった。マーケターはCRMからリストを書き出し、エンリッチメント業者にアップロードし、結果を待ってダウンロードし、列を整えてから再びCRMに戻す。営業担当者はLinkedIn上で動くブラウザ拡張機能を使い、同じことを1件ずつ繰り返していた。
AIアシスタントが外部ツールを呼び出すためのオープン標準であるModel Context Protocol(MCP)は、この往復を一気に短縮する。Apollo.ioが2026年2月24日にClaudeのコネクタディレクトリでコネクタを公開した際、CEOのMatt Curl氏は課題をこう表現した。「AI conversations are where work increasingly begins, but revenue teams experience friction in switching systems when it comes to outbound execution.」(仕事はますますAIとの会話から始まるが、アウトバウンドを実行する段階でレベニューチームはシステムの切り替えに摩擦を感じている)。Lushaはそれより早い2025年7月にMCPサーバーを公開し、その後も機能を拡張している。
その結果、「ジャカルタの従業員50〜200人のフィンテック企業でマーケティング責任者を20人探し、業務用メールアドレスを取得して」といった依頼は、もはやジュニアアナリストへの指示書ではない。フィルター、検索、照合、開示、書き戻しという一連のAPI呼び出しを起動するプロンプトなのだ。
2億9,000万件以上 Lushaが公表する検証済みB2Bコンタクト数(2,900万社以上)
2億4,000万件 Apollo.ioが公表するコンタクト数(3,000万社)
50以上 ApolloのMCPサーバーで実行できるアクション数(検索からシーケンス登録まで)
2つのデータベース、2つの異なる設計思想
LushaとApolloは互換性のあるコンタクトデータベースとして扱われがちだが、製品設計を見ると実態は異なる。
Lushaはエンリッチメントのレイヤーとして設計されている。中心にあるのは「開示(reveal)」だ。連絡したい相手はすでに分かっており、Lushaは検証済みのメールアドレス、直通電話番号、企業属性の情報を提供する。プロスペクティング用フィルター、インテントシグナル、類似検索、スコア付きのレコメンドも追加されたが、既存のCRMやアウトリーチ基盤に組み込む精密な道具という性格は変わらない。Lushaはコンタクト情報の精度を約90%としており、独立系の検証者は直通電話番号のデータを相対的な強みとして挙げている。
Apollo.ioはアウトバウンドのためのオペレーティングシステムとして設計されている。データベースは1つのモジュールにすぎず、シーケンス、タスク、ダイヤラー、通話録音、商談管理、分析がその隣に並ぶ。MCPサーバーもこの幅広さを反映しており、検索やエンリッチメントに加えて、コンタクトやアカウントの作成、シーケンスへの登録、タスク作成、会話の文字起こしの取得、キャンペーン成果のレポートまで行える。
この違いはAIの文脈で重要になる。Lushaに接続されたアシスタントは優秀なリサーチャーだ。Apolloに接続されたアシスタントはオペレーターにもなれる。より強力である一方、同じ理由でより厳格な権限管理が必要になる。
| Lusha | Apollo.io | |
|---|---|---|
| 基本的な位置づけ | エンリッチメントとプロスペクティングのレイヤー | オールインワンのアウトバウンド基盤 |
| 公表データ規模 | 2億9,000万件以上のコンタクト、2,900万社以上 | 2億4,000万件のコンタクト、3,000万社 |
| MCPサーバー | https://mcp.lusha.com | https://mcp.apollo.io/mcp |
| Claudeでの認証 | OAuth(他クライアントはAPIキーのヘッダー) | OAuth 2.0(ヘッドレス環境はAPIキー) |
| MCPでできること | 検索、エンリッチ、類似検索、シグナル、レコメンド、テーブル、CRMへのエクスポート | 検索、エンリッチ、レコード作成・更新、シーケンス、タスク、通話、分析 |
| クレジットの仕組み | メール1、電話5、検索は25件ごとに1クレジット | 人物検索は無料。エンリッチメントと企業検索はクレジットを消費 |
| 無料プラン | 月40クレジット | あり。ただし個人メールの無料アカウントはMCP経由の検索・エンリッチメント不可 |
| 価格の目安 | 有料プランは月額約50米ドルから(年払い) | Basic / Professional / Organizationで1ユーザーあたり月額49 / 79 / 119米ドル(年払い) |
インドネシアは域内最大の母数を持つが、検証率は最も低い水準にある
グローバルなデータベース規模は、実際に営業する市場についてほとんど何も語らない。そこで2026年9月29日、ApolloのMCPサーバーを通じて人物データベースを直接照会した。東南アジア6カ国それぞれでマネージャー職以上のレコード数を数え、そのうちメールのステータスが検証済みのものを数えた。Apolloの人物検索はクレジットを消費しないため、この種のカバレッジ調査は何度でも無料で繰り返せる。
インドネシアは東南アジア最大の母数を持つが、検証率は低い
Apollo.io人物データベースにおけるマネージャー職以上のレコード数(国別)
出典:SoedjaによるApollo.io人物検索(MCP経由)の照会、2026年9月29日。条件:所在地=各国、役職レベル=マネージャー、ディレクター、VP、Cレベル。検証済み=Apolloのメールステータスが「verified」。バーにカーソルを合わせるかタップすると詳細を表示。
目立つ点は2つある。第一に、インドネシアの上級職レコード約63万9,000件は、シンガポールより約55%多い。第二に、そのうち検証済みメールを持つのは4件に1件未満で、シンガポールのほぼ2件に1件と比べて大きく見劣りする。ベトナムはさらに薄い。
原因はベンダーの失敗というより構造的なものだろう。インドネシアでは業務に個人のGmailやYahooを使う人の割合が高く、中小企業ではドメインの変更も多い。さらに中堅企業の多くは、最初の接点としてメールではなくWhatsAppを使う。原因が何であれ、インドネシア市場に売り込むチームにとっての含意は明確だ。画面上で大きく見えるリストも、到達可能性でフィルターをかけると大きく縮む。そしてこの市場では、コールドメールが主役の市場以上に電話番号のエンリッチメントが重みを持つ。
重要なのは、ベンダーがその市場に何件のレコードを持っているかではない。そのうち実際に何件に到達できるかだ。
データは劣化する。ただし業界がいうほど速くはない
基盤となるデータは常に動いているため、エンリッチメントは一度きりの購入では終わらない。ベンダーのマーケティングで最もよく繰り返される数字は「B2Bデータは年に約30%劣化する」というものだ。Lushaは2026年8月と9月、転職のみを対象に自社レコードでこの主張を検証し、それより遅いものの無視できない劣化率を得た。米国では月あたり約1%で、国によって大きな差がある。
コンタクトは月約1%ずつ古くなる。市場によってはさらに速い
期間内に転職したコンタクトの割合(Lusha調べ)
出典:Lusha「B2B Data Decay Rate: We Measured 12.6% a Year」。2026年8月15日測定、9月12日再測定。対象は4,204〜147,825件のコホート。転職のみを計測しており、役職・電話・メールの変更を含めると実際の劣化率はさらに高くなる。
Lushaによれば、よく引用される30%という数字は2年間の変化率(米国サンプルで25.67%)と年率を混同しているようだ。同時に、転職はデータ劣化の一形態にすぎないことも認めている。役職変更、番号のポータビリティ、メールの移行まで含めれば、実際の劣化率はさらに高い。長く引用されてきたHubSpotの年22.5%というベンチマークは、その中間に位置する。
計画を立てるうえでのルールは単純だ。一度エンリッチしたリストは1年以内に目に見えて古くなり、転職の多い市場ほど劣化は速い。英国の劣化率は米国の約1.75倍である。インドネシアについては公表された数字がまだなく、それ自体が地域向けデータ製品を作る者にとって注目すべき空白といえる。
Lushaの使い方:ステップ・バイ・ステップ
Lushaの入口は3つある。Webアプリ、LinkedInや企業サイトの上に表示されるChrome拡張機能、そしてAPIだ。MCPサーバーはこのAPIの上に構築されている。
Lushaプラットフォームを使う
- アカウントを作成する。lusha.comで業務用メールアドレスを使って登録する。無料プランは月40クレジットで、自社のターゲット企業のサンプルでデータ品質を試すには十分だ。
- Chrome拡張機能をインストールする。LinkedInのプロフィールや企業サイトを開くと、クレジットを使う前にメールや電話番号の有無が表示される。
- 必要なものだけを開示する。検証済みメールは1クレジット、電話番号は5クレジット。電話番号が本当に必要かをコンタクトごとに判断する。
- まとめてプロスペクティングする。Prospectingタブで、地域、役職レベル、部門、企業規模、業種、利用技術で絞り込む。コンタクト検索と企業検索は、結果25件ごとに1クレジットを消費する。
- 既存リストをエンリッチする。CSV(氏名と企業名またはドメイン、あるいはLinkedIn URL)をアップロードすると、Lushaが各行を照合し、選んだ項目を追加する。
- CRMと連携する。LushaはHubSpotやSalesforceなどと連携しており、開示したコンタクトをエクスポートなしで同期できる。
MCPでLushaをClaudeに接続する
- プランを確認する。LushaによるとMCPはSales Starter以上で利用でき、APIと同じクレジット枠を消費する。
- Claude(Webまたはデスクトップ)でSettings → Connectorsを開き、ディレクトリからLushaを選んでAddをクリックする。LushaアカウントでOAuthログインを完了する。
- 新しい会話を開始し、ツールメニューにLushaが表示されることを確認する。
- まずClaudeに残高を確認させる。
account_usageツールは無料で、残りクレジット、レート制限、アクションごとの料金表を返す。
OAuthを使わないClaude Codeなどのクライアントでは、Lushaのダッシュボード(API → Manage API Keys)でAPIキーを発行し、ヘッダーとして渡す。
claude mcp add --transport http lusha https://mcp.lusha.com \
--header "x-api-key: YOUR_LUSHA_API_KEY"
Lushaのドキュメントには、コンタクト、企業、プロスペクティング、シグナル、アカウント管理にまたがる23のツールが記載されている。実際に接続したサーバーでは、作業用テーブル、バイインググループ検索、CRMへの直接エクスポートといった新しいツールも確認できた。
Apolloの使い方:ステップ・バイ・ステップ
Apolloプラットフォームを使う
- 業務用メールで登録する。これは想像以上に重要だ。Apolloのドキュメントによれば、個人メールの無料アカウントではMCP経由で人物・企業の検索やエンリッチメントを利用できない。
- データベースを検索する。Search → People または Companies から、役職、役職レベル、地域、従業員数、従業員数の伸び、資金調達、利用技術、募集中の求人で絞り込む。検索ではクレジットを消費しない。
- リストに保存してエンリッチする。メールの開示は通常1クレジット。携帯電話番号は、別枠で少なめに設定されたモバイルクレジットから消費される。
- 既存データをエンリッチする。CSVをインポートするかCRMを連携し、欠けている項目があるレコードに一括エンリッチメントを実行する。
- シーケンスを作る。メール、電話、LinkedInでのアクション、タスクを組み合わせ、エンリッチしたコンタクトを登録する。
- 分析を確認する。返信率、バウンス率、商談化率を確認し、ターゲティング条件にフィードバックする。
MCPでApolloをClaudeに接続する
- ClaudeでSettings → Connectorsを開き、Apolloを選んでOAuthで認証する。APIキーは不要で、アクセス範囲はApolloのユーザー権限とプランの上限に従う。
- Claude Codeでは以下のコマンドを実行し、
/mcpと入力してブラウザでOAuthを完了する。
claude mcp add --transport http apollo https://mcp.apollo.io/mcp
ApolloはClaude CodeとCowork向けのプラグインもGitHubで公開している(apolloio/apollo-mcp-plugin)。定期実行ジョブのようなヘッドレス環境ではX-Api-KeyヘッダーにマスターAPIキーを指定して認証できるが、このキーはワークスペース全体へのアクセス権を持つため、本番環境の機密情報として扱う必要がある。
Claudeの中でのエンリッチメント・ワークフロー
興味深いのは、どちらかのコネクタ単体ではない。モデルが1つの会話で両方を使い、コストに応じてどの呼び出しを行うかを選べるようになったときに何が起きるかだ。以下は、前述のクレジットの経済性を踏まえたパターンである。
1. 検索が無料の場所でリストを作る
「Apolloを使って、ジャカルタに本社があり従業員51〜500人のフィンテックまたはEC企業のマーケティングディレクターとグロース責任者を探して。まず件数を示し、その後、過去6カ月の従業員数の伸びが大きい順に上位30人を表示して」
Apolloの人物検索は、クレジットを使わずに氏名、役職、勤務先を返す。先に件数を確認すれば、何かを開示する前に条件を絞り込める。
2. 予算を決めてメールを一括エンリッチする
「この30人のメールをApolloでエンリッチして。始める前に想定クレジットを教えて、40クレジットを超えるなら止めて。メールが検証済みでない人はスキップして」
ApolloのMCPのレスポンスには想定クレジットと実際の消費量が含まれるため、プロンプトに明示的な予算を書けば、モデルに明確な停止条件を与えられる。
3. 電話番号が結果を変える場合だけLushaを使う
「検証済みメールがない8人について、まずLushaで取得可能かを確認して。電話番号はディレクター以上だけ開示し、開示前に合計クレジットを見せて」
電話番号1件に5クレジットかかる以上、Lushaを欠けた部分の補完だけに使う方が、リスト全体を通すより安く済むことが多い。検証済みメールのカバー率が低いインドネシアのような市場では、このステップが最も価値の高いコンタクトを拾い上げることが多い。
4. 書き戻して実行する
「これらのコンタクトをApolloに作成し、'Jakarta fintech Q4'というタグを付けて、検証済みメールのあるコンタクトを'Regional growth intro'という下書きシーケンスに追加して。シーケンスは有効化しないで」
ここでApolloの幅広いアクションが生きてくる。チームがワークフローへの信頼を築くまでは、最後の有効化だけは手動にしておくのが妥当な初期設定だ。
クレジット計算を可視化する
メールと電話番号の両方が必要な上級職200人を例に取る。すべてをLushaで行うと、検索に8クレジット(200 ÷ 25)、メールに200クレジット、電話に1,000クレジットで、合計1,208クレジット。そのうち83%が電話番号だ。検索をApolloに移し、本当に電話が必要な25%のコンタクトだけ電話番号を開示すれば、Lushaの消費は約250クレジットまで下がる。節約分のほぼすべては、電話番号を選別することから生まれる。
Lushaのクレジットは実際に何に使われるのか
リストの検索とエンリッチに必要なLushaのクレジットを試算する。スライダーを動かしてみよう。
LushaのMCPツールaccount_usageが返したアクション別料金(2026年9月29日)に基づく:コンタクト検索は25件ごとに1クレジット、メール開示1クレジット、電話開示5クレジット。付与枠はプランにより異なる。
AIエージェントが「クレジットカード」を握ると何が変わるか
どちらのベンダーもMCPの利用に追加料金はかけていない。LushaはMCPが「uses the same credits as the regular Lusha API」(通常のLusha APIと同じクレジットを使う)と明言している。変わるのは速度だ。ブラウザ拡張機能で開示ボタンを押す人間は、人間の速度でクレジットを使う。リストを処理するモデルは、プロンプトが曖昧なら1回のやり取りで1カ月分の枠を使い切りかねない。
最初から組み込んでおくべきガードレールは3つある。
- 開示する前に数える。件数と想定コストを出させてから承認する。どちらのサーバーもクレジットを消費せずに残高を確認できる。
- 読み取りと書き込みの権限を分ける。ApolloのMCPはレコードの作成やシーケンスへの登録ができる。その権限は、すでにアウトバウンドを担当している人だけに与える。
- 何を、なぜエンリッチしたかを記録する。インドネシアの個人データ保護法(UU PDP、2022年法律第27号)は、個人に紐づく業務用連絡先を含む個人データに適用される。処理の法的根拠を記録し、オプトアウトの要請には速やかに対応する。
インドネシアのマーケティング・営業チームにとっての意味
ダッシュボードから会話への移行は、リスト作成に必要なスキルのハードルを下げる。ブール検索の式を書いたことのない創業者やマーケターでも、理想の顧客像を普段の言葉で説明すれば、絞り込みとエンリッチ済みのリストが数分で返ってくる。専任のRevOps機能を持たない小規模チームにとって、これは確かな生産性の向上だ。
同時に、判断力の重要性も高まる。エンリッチメントを気軽に依頼できるようになると、制約は「どのコンタクトに連絡する価値があるか」「どのチャネルが市場に合うか」「どの時点でデータが薄すぎて信頼できないか」を見極める力へと移る。今回のApolloの照会結果は、インドネシアでは2つ目と3つ目の問いにもっと注意を払うべきことを示している。母数は大きいが、実際に到達できる検証済みコンタクトはそのごく一部なのだ。
| 変化 | 影響 | 取るべき対応 |
|---|---|---|
| MCPによりClaude内でエンリッチメントが動く | ツールの切り替えが減り、リスト作成が速くなる | 検証済みのプロンプトをいくつかチームで標準化する |
| Apolloの検索はクレジット不要 | 市場の探索と規模の把握が低コストになる | キャンペーン前にカバレッジ調査を行う |
| Lushaの電話番号はメールの5倍のコスト | 電話中心のワークフローはクレジットを急速に消費する | 電話番号の開示は上級職や適合度の高い相手に限定する |
| インドネシアの検証済みメール率は約25% | 大きなリストも到達可能性フィルターで縮む | 電話とWhatsAppを軸にしたアウトリーチの予算を確保する |
| データは月約1%以上のペースで劣化 | リストは1年以内に古くなる | アクティブなセグメントを四半期ごとに再エンリッチする |
よくある質問
B2Bマーケティングにおけるデータエンリッチメントとは?
氏名や企業ドメインといった情報の少ないレコードに、業務用メール、直通電話、役職、役職レベル、企業規模、業種、利用技術、購買シグナルなどの検証済み属性を補うプロセスである。LushaとApolloは、手元のレコードを自社データベースと照合することでこれを行う。
データエンリッチメントにはLushaとApolloのどちらが適しているか?
両者は異なる用途に最適化されている。Lushaは直通電話番号に定評のある、エンリッチメント特化のレイヤーだ。Apolloは大規模なデータベースにシーケンス、タスク、分析を組み合わせている。Apolloで検索し、Lushaで選択的にエンリッチするチームも多い。
LushaやApolloをClaudeに接続するには?
どちらもClaudeのコネクタディレクトリにある。Settings → Connectorsを開いてツールを追加し、OAuthログインを完了する。Claude Codeではclaude mcp add --transport httpにhttps://mcp.apollo.io/mcpまたはhttps://mcp.lusha.comを指定する。
MCP経由の呼び出しに追加のクレジットはかかるか?
別枠のクレジットは使われない。どちらのベンダーも、MCP経由の呼び出しを既存プランのクレジットから差し引く。違いはAIエージェントがはるかに速く消費できる点なので、プロンプトで予算を設定しておきたい。
インドネシアのB2Bデータの精度は?
カバー範囲は広いが、検証は薄い。2026年9月29日にApolloを照会したところ、インドネシアのマネージャー職以上のレコードは約63万9,000件あったが、検証済みメールを持つのは24.6%にとどまった。シンガポールは49.3%だった。
インドネシアでエンリッチしたコンタクトデータを使うのは合法か?
UU PDP(2022年法律第27号)は、個人に紐づく業務用連絡先を含む個人データを規律する。処理の法的根拠を記録し、オプトアウトに応じ、エンリッチメントを正当なビジネス上の連絡の範囲にとどめること。本記事は一般的な情報であり、法的助言ではない。
LushaとApolloは併用できるか?
できる。コスト効率の良いパターンは、Apolloの無料検索でリストを作り、メールはApolloでエンリッチし、直通電話が必要な少数のコンタクトだけLushaを使うというものだ。Claudeの中では、両方のコネクタを同じ会話で使える。
出典
- Apollo.io Delivers GTM Outbound Execution to Claude, PR Newswire, 2026年2月24日
- Apollo Now Powers Outbound Execution in Claude, Apollo Magazine
- Apollo MCP ドキュメント
- Lusha MCP ドキュメント
- Lusha MCP: The end of manual prospecting, Lusha
- Your Lusha MCP questions answered, Lusha
- B2B Data Decay Rate: We Measured 12.6% a Year, Lusha
- B2B Data Decay: Rates, Costs, and How to Stop It, ZoomInfo Pipeline
- Apollo.io Pricing Breakdown 2026, Salesmotion
- Lusha Pricing Review 2026, Salesmotion
- SoedjaによるApollo.io人物検索(MCP経由)のカバレッジ照会、2026年9月29日
Editorial Team









